2021.1.20

テレワークにおける労働時間の管理方法

今回はテレワークにおける労働時間の管理方法や就業時間中の作業中断時の対応について紹介していきます。

 

1.労働時間の管理方法・ツール

労働時間とは使用者の指揮命令下に置かれている時間であり、使用者の明示又は黙示の指示により労働者が業務に従事する時間のことです。

そのため、使用者は労働者の労働時間を適切に把握・管理する必要があります。

労働時間の把握、管理は労働者の過度な長時間労働を防ぐためにも役立ちます。

 

では、労働時間の管理にはどのような方法があるでしょうか。

原則的な方法は使用者の現認、タイムカードやPCの使用時間の記録等があげられます。Eメールでの報告、勤怠管理ツール、勤怠管理システムを用いることも可能です。

 

 

2.就業時間中の作業中断時の対応

作業中断時とはテレワークに際して生じやすいと考えられる、労働者が一定程度業務から離れる時間を想定します。(例:銀行の用事を済ませたり、育児・介護を行うための時間)いわゆる「中抜け時間」と呼称されることもあります。

 

就業時間中に業務を中断することを認める場合は、あらかじめ使用者と労働者でルールを決めておくことが重要です。

ルールを決める際には個人のやむを得ない事情で急遽中断する場合も考えられるので、始業・終業時間の管理と同じように、在席・離席の確認がとれるような方法の確立も必要です。

 

なお、通勤時間でのテレワーク、勤務時間の一部でテレワークを行う際の移動時間(例:午前は自宅勤務、午後から出社する際の移動時間)が労働時間に該当するかは、使用者の指揮命令下に置かれている時間であるか否かにより、個別具体的に判断されます。

 

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