2017.1.19

表宏機弁護士が医療法改正に関する特別研修会の講師を務めました!

医療法改正を受けて医療法人のガバナンス強化をどう進めるか?という課題に積極的に取り組む一般社団法人これからの福祉と医療を実践する会(東京)が平成29年1月、会員向けに特別研修会を開催し、弁護士法人海星事務所の表宏機弁護士が「医療法人制度改革の最新動向」というタイトルでこの特別研修会の講師を務めました。質疑応答を含めて4時間というタフな研修会でしたが、参加者の皆様の意識が高く、とても充実した研修会となりました。

 

当日の研修会の内容は・・・

 

医療法人・社会福祉法人などの公益的法人において近時法改正が行われ、ガバナンスの強化が具体的に進められています。社員・評議員・理事・理事会・理事長・監事など法人の機関や地位の権限や義務、責任などについて、何がどのように変わってきているのか、その変化に応じてどのような院内体制を築いていくべきなのか、法改正の内容と実務的な運用の在り方について活発な議論が交わされました。

 

また平成29年4月から始まる地域医療連携推進法人という新しい制度について、その概要と参加資格、組織や運用についてどのような課題があり、どのように解決していくのか、手続きやスケジュールはどのようになっているのか、全体についての解説と全国で進められている案件のご紹介などを説明しました。地域医療連携推進法人についてはまだ政省令が公布されていないこともあり、十分なイメージを持ちにくいという印象を受けました。

 

さらに会計基準についても、一定の規模以上の医療法人や社会医療法人においては平成29年4月から会計基準、外部監査が適用されることになっており、その内容や実務上のポイントの解説が行われました。社会医療法人はその多くが外部監査の対象になると見込まれており、その対策を早急に立てることが求められています。

 

特別研修会当日は関西、東海、関東など全国から多くの医療法人関係者が集まり、地方ごとの実情やこれまでの各医療法人での取り組み、今後の医療行政の流れなどの意見交換が和やかに、また率直に行われました。

 

弁護士法人海星事務所の弁護士が、今回お声をかけていただいた一般社団法人これからの福祉と医療を実践する会に参加するのは初めてでしたが、医療についての深い知見をお持ちの方々多数が参加されており、研修会での議論もとても実りあるもので、私たちもとても勉強になりました。

弁護士法人海星事務所では、こうした外部の団体からのご依頼に基づいて医療法、医療法人などの専門分野についての講師を派遣する業務には積極的に応じています。

私たち法律専門家、実務専門家の持つ知識、経験を医療法人、医療関係者に広くご提供させていただくとともに、皆様から、現場レベルでの課題や地域ごとの課題、取り組みなどを教えていただくことで、私たちの知識・経験もより質が高く豊かなものに育てていただける、そのように考えております。

 

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